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第1話「甲州ワインの変遷」(前篇)
「甲州ブドウ」

「甲州ブドウ」はシルクロード並びに中国を経て日本に伝わった、東アジア系のヨーロッパブドウ品種。その素性は近年行われたカリフォルニア大学デイヴィス校のDNA鑑定で、シャルドネやソーヴィニヨン・ブラン同様のワイン用ブドウ(ヴィティス・ヴィニフェラ)であることが認められました。研究者の中には伝来途中で野生種との自然交配があったという見方もありますが、何れにしても「甲州ブドウ」の殆どの資質はヴィニフェラ種のもの。日本固有のワイン用品種として、私達が海外に誇る事ができるブドウなのです。


「甲州ブドウ」の歴史


  「甲州ブドウ」の歴史は山梨県、勝沼町近辺と密接な関係がります。とはいってもどのように伝わったか、又いつから栽培されていたかという点ははっきりしていません。そこで、ここにいくつかの説をご紹介しましょう。
一つ目は1186年に甲斐の国は上岩崎の住人、雨宮勘解由(あめみやかげゆ)が自生しているブドウを発見し、自園に持ち帰り栽培しその5年後、結実に成功したというもの。
二つ目は更に468年古く、高僧行基(ぎょうき)が718年に勝沼町に来た時に、霊感を得て大善寺を建立した際に、ブドウの種子をまいたというもの。
三つ目は渡り鳥が大陸から運んできたという説。
何れにしても、「甲州ブドウ」が鎌倉時代には既に山梨県で栽培が始まっていたこととは、確かです。又、江戸時代には静岡県、東京都、並びに京都府でも栽培されていたという記録が残っています。
では何故、殆どの「甲州ブドウ」が現在は山梨県で栽培されているのでしょうか。「甲州ブドウ」の品種的性質を見ることで、幾つか分かってくることがあります。
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